[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
以前から沢山書いてるんですが、恥ずかしかったのでうpせず。
BLはありません。
ギャグ・・・・と思っていただければ。(何
あ、その前に!
![]()
|
続きにて!
創作小説ですよ??
いいんですか?
戻るなら今のうちですよ?
後悔しません?
そうですか・・・
では、ドウゾ。
前略、お空のうえの御袋様――――・・・・。
オレ、崎 涼平(さき りょうへい)は高校生になりました。
で―――――――――・・・・・・。
カツアゲデビューです。
「兄ィちゃんさー今暇だろぉ?」
「俺たちと遊んでくれない?」
涼平を囲むのは、いかにもな男2人。
一人はキャップを深く被り、もう一人はいまどき珍しいような黒い肌をしている。
昔ながらのカツアゲ場面を目にしても、誰も涼平を助けようとはしなかった。
この通り、人通りが少ないわけではない。
自分が殴られるのが怖い。素通りするだけで自分に害が無いのなら、誰だってそうする。
もちろん。このオレだってそうするだろう。
一番に目をつけられたのが自分で無ければ。
他力本願
改めてオレ、崎 涼平は高校生になった。
地方の中学にいた頃、サッカーをやっていて足の長かったオレは言っちゃなんだがかなりモテた。
無口で根暗だったオレは、周りの女子から見ればクールでカッコイイと見られていたのだろう。
まぁそんなのも、唯の外見に過ぎないのだが。それに気付かないのが人間て生き物だ。
高校に入るとき、都市の離れた兄が仕事上の都合で転勤する事になり、東京へ引っ越した。
昔はちやほやされていたこのルックスも・・・。
こっち(東京)に来れば・・・足が長いのなんてただのお荷物だ。
「怖いマジで怖い!都会っておっかねえぇェェ・・・・!!!もうオレ無理だよ!完璧にお上がりさん状態だし・・・!もう駄目だ、死のう。」
自分の部屋に入るなり、俺は布団に包まって震え始めた。
少し見える足からは、バンソウコウやらシップやらが見えている。
どうやらフルに殴られた様子。しかもこれはカツアゲ。財布も空だ。
「なーにやってんだ、涼平。」
コーヒーカップを片手に、苦笑いでオレの布団を剥ぎ取ったこの男―――・・・。
「あ、兄貴・・・。」
そう、これがオレの兄貴、崎 達彦、大手部品メーカーに勤める27歳。
今は地下鉄事故で死んだおふくろと親父の変わりに働いている。
根暗なオレとは違い、なんて言うか明るくて、周りからも信頼されてるような感じ。
似ても似つかない・・・。まさにこのことだな。
崎家の家族は2人。
オレと兄貴。
お袋と親父は2人そろって作曲家と作詞家なんて言う移植の職業についたばっかりに、地方公演に行って・・・そこで起こったの地下鉄事故で死亡。
教授になる為大学に通ってた兄貴は夢をあきらめ就職。
学院内でもその朗らかな性格から教授達の新規を集めていた。あのままだったら、今ごろ助教授にでもなれてんのかな。
んでオレ、涼平は地方の中学校を無事卒業+転校、現在に至る。
「もう駄目だ兄貴、オレみたいな男は生きてる価値ねェよ。それに俺一人が死ねば、地球に排出されるCO2も減って、地球にも優しいだろ?あ、死ねないんならウミウシになろう。」
そう言った俺に兄貴が返したのはたった一言。
「馬鹿いってんなよ・・・。」
こうしてオレたち2人家族は歯車を回し始めた・・・・。